みなみのかぜについて

2016年4月14日。熊本・大分を中心に、大きな揺れが人々を襲いました。それから一年後の2017年4月14日、詩誌『みなみのかぜ』は創刊いたしました。熊本や大分で被災した者、かつてそこに暮らしていた者、そこに親戚のいる者など、参加する詩人は、それぞれが地震に影響を受けています。二度の震度7と相次ぐ余震に変化していく地域の中で、詩にできることは何か。詩の力とは何か。私たちはそのことを考え、一つの形にしたのです。 創刊同人は麻田あつき・清水らくは・津留清美・平川綾真智・広瀬大志の五名。第二号からは同人に菊石朋・豆塚エリが加わり七名となりました。文学面からの復興を目指して、地震後の世界と向き合いながら詩を紡いでいく『みなみのかぜ』に、皆さま是非ご注目ください。